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【鹿児島・与論島】ほぼ沖縄の島で神社めぐり!パワースポットもご紹介!

悩む人

与論島の神社には御朱印はあるの?
パワースポットも行ってみたい

与論島の神社には御朱印がありますよ!

パワースポット巡りもできます!

mochi

こんにちは、離島の神社が好きでめぐっているmochiです。

与論島に沖縄の文化と融合した神社があると聞いて、行ってきました。


与論島は鹿児島県の県境にある離島で、本土に行くよりも沖縄本島の方が近い位置関係にあります。

実際に訪れてみると、境内に拝所がある神秘的な神社がありました。

神社めぐりをするだけなら徒歩で周れますよ。

徒歩で行くモデルコース一例

地主神社→高千穂神社→按司根津栄(アジ・ニッチェー)神社→ハジピキパンタ(舵引きの丘)

  • 地主神社→高千穂神社(徒歩にて約11分)
  • 高千穂神社→按司根津栄神社(徒歩にて約9分)
  • 按司根津栄神社→ハジピキパンタ(徒歩にて約32分)

鹿児島にある与論島とは

神社を紹介する前に与論島について簡単に紹介します。

与論島は、沖縄にあると思われがちですが鹿児島県にある島です。

ただ、限りなく沖縄に近いので、那覇からアクセスする方もいます。

島1周は車で約1時間で、交通手段はバス・レンタカー・バイクや自転車があります。

地主(とこぬし)神社

与論島のほぼ中心にあるのが地主神社です。

サザンクロスセンターや与論城跡と同じ敷地内にあるためアクセスしやすいです。

創建は明治3年で、九州本土の鹿児島から、神社神道の考え方が入ってきたのをきっかけに拝所の近くに創建されました。

ご祭神は大地主之神です。

大地主之神は万物に神が宿ると考えられている、与論の神様を統合したと伝わっています。

ちなみに京都にある地主(じしゅ)神社とは別の神社です。

神社情報名称
神社名地主(とこぬし)神社
御朱印あり(初穂料500円)
住所鹿児島県大島郡与論町立長
祀られている神様大地主之神
公式サイト

御朱印

地主神社の御朱印は社務所にて書き入れていただけます。

産土(うぶすな)様とは「その土地を守る神様」という意味で、与論では大地主之神を指します。

龍の印は与論島の形をしており、仮面の印は十五夜踊りで使われるものです。

【十五夜踊りとは】
地主神社で旧暦の3月・8月・10月に奉納される踊りです。
この日は豊年祭であり、島の安寧・五穀豊穣や子孫繁栄が願われます。
音楽は沖縄風、踊りは大和(日本本土)風の民俗芸能です。

サザンクロスセンターに展示もあり、実際に見ることもできます。

辺後地拝所(ピグチウガン)

辺後地拝所(ピグチウガン)は地主神社の奥にあります。

沖縄の考え方であるニライカナイ信仰に基づく場所です。

与論島にある拝所のうち、神位の高い聖地と考えられています。

ピグチには「太陽の礼拝所」という意味があり、「陽口」が適当とされています。

辺後地拝所には琉球王国から今帰仁(なきじん)の出城を築きにきた、オーシャンという歴史上の人物のお墓もあります。

【オーシャンとは】
14〜15世紀頃の沖縄・今帰仁(なきじん)出身の人物です。
与論を統治する際に、出城を築きます。権力者であったため、亡くなった際の遺体は容易に手が出せない聖地(辺後地拝所)に密葬されました。

与論島のパワースポットのため、サザンクロスセンターや自主神社に行った際はぜひ一緒に参拝しましょう。

琴平(ことひら)神社

地主神社の近くにあるのが琴平神社です。

江戸時代に讃岐の金毘羅大権現から分霊されました。

ご祭神は大物主尊で、金毘羅大権現の神様の荒御魂とされています。

【荒御魂とは】
神様の荒々しい魂(側面)です。
荒々しい魂にお願いをすると困難な願い事が叶いやすとされています。
願いごとの内容は、家族や他人を想った内容かつ、努力を要するものが良いとされています。

明治に入ってからは、石仁バス停近くの厳島神社と、中学校の敷地内にあった菅原神社を合祀しています。

内地の神社の神様が祀られているのは興味深いですね。

神社情報名称
神社名琴平(ことひら)神社
御朱印なし
住所鹿児島県大島郡与論町立長3308
祀られている神様大物主尊・市杵島姫命・菅原道眞公
公式サイト鹿児島神社庁

高千穂(たかちほ)神社

高千穂神社は、与論中学校の裏手にある神社です。

創建は明治3年で、明治に入ると政府は全国に神社を建てるよう令を出しました。

奄美群島には高千穂神社が建てられ、各島にあります。

ちなみに高千穂神社といえば宮崎県が有名ですが、こちらの神社は鹿児島・霧島山系の高千穂の峰が由来であり、別の神社です。

神社情報名称
神社名高千穂(たかちほ)神社
御朱印あり(初穂料500円)
住所鹿児島県大島郡与論町朝戸975
祀られている神様瓊瓊杵命
公式サイト鹿児島神社庁

按司根津栄(アジ・ニッチェー)神社

画像は2023年2月現在

按司根津栄(アジ・ニッチェー)神社は与論の英雄であるアジ・ニッチェーを祀った神社です。アジとは、土地のリーダーという意味で、ニッチェーは、出身地名です。

アジ・ニッチェーは14世紀頃の与論出身の人物です。武術に長けており、琉球国王から与論のリーダーを任されました。

この時にアジという呼び名がついたとされています。

北山(沖縄)にも行ったことがあり、オーシャンに従っていました。与論島ゆかりの人物を祀っているため、今でも島民に愛される神社です。

神社情報名称
神社名按司根津栄(アジ・ニッチェー)神社
御朱印あり(初穂料500円)
住所鹿児島県大島郡与論町朝戸522
祀られている神様按司根津栄(アジ・ニッチェー)
公式サイト按司根津栄神社

ハジピキパンタ(舵引きの丘)

ハジピキパンタは、島の中央部に位置する小高い丘です。

ちなみに、パンタとは丘という意味です。

丘の上は展望台になっており、沖縄本島をはじめ、沖永良部島など奄美群島の島々を眺めることができます。

この場所神話では、与論生誕の地とされています。

【与論の誕生神話とは】
アマミクとシレニクの男女の神様が舟で漁に出かける。
浅瀬に舵が引っかかったので、降り立つと珊瑚礁が盛り上がる。
この盛り上がってできた島が与論島である。

展望台から丘の上を一周できるため、天気がよければ与論の風や歴史にふれてみてくださいね。

ちなみに奄美大島にも同じような神話がありますよ。

与論島を1周してみた

左:サザンクロスセンター・右:与論城跡

与論島は車で1周約1時間の島なので、レンタルバイクや自転車でも1周できます。

まず、小高い山にあるサザンクロスセンターや与論城を目指しました。

地主神社や琴平神社も同じ場所にあります。

サザンクロスセンターは、十五夜踊りの仮面や与論島がロケ地の映画・「メガネ」に関連する展示もある資料館です。

筆者が訪れたのは水曜日で、休館日でした(残念、、、)

山をくだる形で、按司根津栄(アジ・ニッチェー)神社やハジピキパンタに行きました。

左:ウドノス海岸・右:ヨロン駅

海岸や商店をみながらヨロン駅を目指します。

ウドノス海岸は有名アイドルグループ・嵐のMVに登場するビーチです。

与論島に鉄道はありませんが、駅のオブジェがあり、晴れた日の夜空は満天の星空だそう。

【与論島】ほぼ沖縄の島で神社めぐり!パワースポットもご紹介!
まるで海外のようなオブジェ

途中途中エーゲ海の島を思わせるフォトスポットがあります。

これは与論島がギリシャのミコノス島と姉妹都市のため、いくつか設置されています。

百合ヶ浜は目の前のビーチではなく、引き潮の時に海上に現れる砂浜です。

この日は現れず、、、しかし、一瞬晴れたので、来てよかったと感じましたよ。

与論島へのアクセス

与論島へのアクセスは、飛行機とフェリーがあります。

飛行機

飛行機でのアクセスは、鹿児島・奄美大島・那覇(沖縄)の3箇所から直行便があります。

関東や関西の主要空港から行く場合は乗り継ぎが必要です。

フェリー

フェリーでのアクセスは、鹿児島・那覇(沖縄)から1日1便あります。

与論島のパワースポットをめぐってみよう!

与論島には、日本本州由来の神社や沖縄由来の拝所などがありました。

お近くに行かれた際は、訪ねてみてはいかがでしょうか。

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