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【桜島】実は島じゃない!?御朱印のある神社と火山灰に埋まった鳥居をレンタカーなしで目指す!

知りたい人

桜島には御朱印がいただける神社はあるかな?
できればレンタカーなしで行きたいんだけど……

桜島は公共交通機関でめぐれますよ〜!

mochi

桜島は北岳・南岳の二つの山がある活火山です。

鹿児島の錦江湾に浮かぶ桜島は、名前の通り「島」でしたが、1914年の大正噴火で流れ出た溶岩が海峡を埋め立てたため大隅半島の一部になりました。

陸で繋がっているとはいえ公共交通機関でアクセスするには、フェリーでのアクセスが一般的です。

御朱印がある神社も紹介するのでぜひご覧ください。

桜島神社めぐりのモデルコース

桜島は車で1周約1時間です。

主要観光地と、フェリーターミナルから見て反対側の黒神埋没鳥居まではバスで行けるため、レンタカーなしでもアクセス可能です。

桜島の一般人が立ち寄れる最高地点373メートルにある湯之平展望所までは、桜島アイランドビューという循環バスが出ています。

午前中に黒神埋没鳥居に行き、桜島アイランドビューでまわれる観光地を残りの時間で巡った方が無駄がなく、効率的に観光できます。

桜島で徒歩とバスで行ける神社

桜島で公共交通機関を利用して、バスや徒歩で巡れる神社は以下の通りです。

・月読神社:御朱印あり
・厳島神社
・黒神埋没鳥居

黒神埋没鳥居は路線バスで行けますが乗り継ぎの関係上、行ける便が限られているため注意が必要です。

後ほど詳しく説明します。

月読神社(つきよみじんじゃ)

月読神社(つきよみじんじゃ)は桜島フェリーターミナルから徒歩約3分の神社です。

この神社の御祭神は月読命(つきよみのみこと)、ご利益は交通安全、縁結びです。

1914年の大正噴火までは赤水字宮坂にありましたが、溶岩に埋没したため現在の場所に変遷しました。

境内には稲荷神社もあります。

御祭神は宇迦之御魂大神(うかのみたまのかみ)、ご利益は五穀豊穣です。

月読神社の御朱印

書き置き、記帳どちらも初穂料は500円です。

・神社名:月読神社
・所在地:〒891-1419 鹿児島県鹿児島市桜島横山町1722−8
・開門時間:通年24時間
・初穂料:500円

厳島神社(いつくしまじんじゃ)

桜島フェリーからも見える、海に鳥居のある神社です。

鳥居は海にあり、くぐることはできません。

小さな神社で、祀られている神様などは不明でした。

アクセスする場合は桜島マグマ温泉から徒歩約2分です。

・神社名:厳島神社
・所在地:〒891-1419 鹿児島県鹿児島市桜島横山町
・開門時間:通年24時間

黒神埋没鳥居(くろかみまいぼつとりい)

黒髪埋没鳥居は桜島・黒神中学校の敷地内にある神社です。

この鳥居は黒神集落にあった腹五社神社のものです。

1914年の大正噴火の際に上部1メートルを残して、火山灰に埋まってしまいました。

当時の住民は掘り起こそうとしましたが、「噴火の記憶を風化させないように」とそのまま残したという記録があります。

中学校の敷地を奥まで進むと本殿が見えてきます。

本殿は噴火に備えたコンクリート造で、ご祭神様は、月読命です。

神社というと木を組んで造られたり、かやぶき屋根だったりしますが、火山灰や噴石から守るための造りなのは興味深いですね。

・神社名:腹五社神社(黒神埋没鳥居)
・所在地:〒891-1401 鹿児島県鹿児島市黒神町647
・開門時間:通年24時間

黒神埋没鳥居のアクセス方法

黒神埋没鳥居へのアクセスは、鹿児島市営バスで行きます。

鳥居をみて、奥の神社に参拝して戻るまで約20分あれば足ります。

行き・帰りで時間的にスムーズな便は午前1便・午後1便です。

・桜島港9:30発〜黒神中学校前10:12着〜黒神埋没鳥居〜黒神中学校前10:37発〜桜島港11:16着
・桜島港13:35発〜黒神中学校前14:08着〜黒神埋没鳥居〜黒神中学校前14:37発〜桜島港15:16着

※桜島13:35発以外は、東白浜で乗り換えが必要

2022年6月時点の情報ですので、公式サイトを参照するか、桜島側のフェリーターミナルに午前9時頃着いて問い合わせると良いでしょう。

桜島神社めぐりの注意点

桜島神社めぐりの注意点は、以下の通りです。

  • 交通費に注意
  • 写真撮影に注意
  • 火山灰に注意

対処方法を知っていれば、大きなトラブルにならずに済みますので順に説明します。

1日乗車券を使う

桜島をめぐる時に利用できるフェリーやバスで使える1日乗車券があります。

桜島にかかる交通費の一例は以下の通りです。

  • 桜島フェリー往復
  • 桜島アイランドビュー:主要観光地をめぐる循環バス
  • 黒神埋没鳥居まで往復

途中下車を含めるとさらに運賃が増しますので、共通で使える1日乗車券「CUTE」を使うと便利です。

大人1日1200円で乗り放題となり、桜島フェリー往復と黒神埋没鳥居往復で元が取れます。

鹿児島中央駅か、鹿児島側のフェリーターミナルで購入がおすすめです。

降灰に注意する

桜島の噴火や火山灰は過度に心配する必要はありません。

桜島は火口から2キロメートルは立ち入り禁止区域です。

観光施設は山から離れているため、帽子やマスクを着用することで対策できます。

目とレンズの隙間に火山灰の粒子(ガラス)が入ると目を傷つける可能性があるためです。

写真撮影に注意する

写真撮影で注意する点はお墓と小学生の撮影です。

桜島のお墓は、火山灰や噴石から守るためコンクリート製の屋根がついています。

小学生は頭を守るためヘルメットを被って登校します。

珍しい光景に写真を撮りたくなりますが、個人情報が含まれるため興味本位の撮影は控えるのがマナーです。

桜島へのアクセス

桜島へのアクセス例として、鹿児島中央駅〜桜島フェリーターミナルまでを紹介します。

鹿児島中央駅からは、市電、路線バスどちらでも「水族館口」で下車します。

周辺の目印は、いおワールドかごしま水族館です。

ちなみに、桜島フェリーターミナル周辺は、鹿児島の離島に行けるフェリーターミナルがいくつかあります。

一緒にめぐると楽しいですよ。

種子島の神社はこちら▼

奄美大島の神社はこちら▼

桜島にある神社をめぐってみよう!

桜島は火山とともに人々が暮らしてきた歴史があり、神社も火山と共存していました。

これらの神社や観光地は、公共交通機関でめぐることが可能です。

しっかり計画を立てれば効率よく観光・参拝できますので、桜島に行ってみましょう!

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