神社とパワースポット

【鹿児島・奄美】神様が降り立った北部の神社・パワースポットをご紹介

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悩む人

奄美大島の北部にはどんな神社やパワースポットがあるのかな?

あやまる岬やアマンデーがありますよ!

mochi

こんにちは、離島の神社が好きでめぐっているmochiです。

奄美大島北部のパワースポット情報をGETしたので早速行ってきました。

実際に訪れると、島の歴史や文化にふれる旅になりました。

奄美大島北部には奄美空港もあり、飛行機を使ったアクセスと組み合わせると散策しやすいでしょう。

このブログでは、笠利や龍郷の神社・パワースポットを紹介します。

鹿児島県にある奄美大島

神社を紹介する前に、簡単に奄美大島(あまみおおしま)を簡単に紹介します。

奄美大島は、鹿児島本土と沖縄本島の真ん中付近にある鹿児島県の離島です。

面積は面積712.35 平方キロメートルで、都道府県を構成する離島以外の島では日本で2番目の大きさです。

南北の距離は幹線道路で約80キロメートルで車で2時間ほどかかります。

あやまる岬

あやまる岬は奄美空港から約10分の距離にある岬です。

あやまるとは「綾(あや)でできた毬(まり)のような丸い土地」という意味です。

観光地でもある、あやまる岬がある一帯は崎原(さきばる)という地名で、神様が宿る土地と伝わっています。

近くのソテツジャングル、あやまる岬観光公園には、ノロやユタの拝み所があります。

奄美大島には沖縄と同じような信仰、考え方があります。

【ノロとユタ】
ノロ:神様と交信して地域の五穀豊穣や発展を占う女性
ユタ:神様と交信して、身近な人々を占う女性や男性

そして、ノロやユタの拝みどころは、島の言葉で「水の神様」を表すアムィゴや「こんこんと湧き出る泉」という意味のイジュンゴと呼ばれています。

左:ソテツジャングルのアムィゴ 右:あやまる岬のイジュンゴ

ユタがみそぎをする場所であるアムィゴは近くのソテツジャングルにあります。

ノロの祈りの場であり、崎原集落の井戸を兼ねるイジュンゴはあやまる岬下の観光公園で見ることができます。

左:ソテツジャングル駐車場 右:あやまる岬観光公園

ソテツジャングルの駐車場後方、一段上がるところに小さな階段があります。

階段を登り、水が流れたようなあとがある部分がアムィゴです。

イジュンゴはあやまる岬観光公園・ゲートボール場の後方にあります。

笠利の神社やパワースポット

奄美空港のある笠利にはいくつか神社とパワースポットがあります。

実際に訪れた様子とともに紹介します。

アマンデー

アマンデーは神話上で奄美大島をつくった神様の、阿摩弥姑(あまみこ)と志仁礼久(しにれく)が、最初に降り立った場所です。

天孫降臨の地とかかれた石碑があります。

山の中腹にある石碑の場所からは、奄美空港までが一望できます。

左:海側から30キロ道路を右折 右:アマンデー入口

場所は航空自衛隊・奄美大島分屯基地の途中にあります。

バス停は近くにないので、アクセスはレンタカーか原付です。

「自衛隊の敷地しかないのでは?」と不安になりますが、観光客用の駐車場も整備されています。

駐車場までは舗装されていますが、アマンデーまでは舗装されていないため、歩きやすいスニーカーで行くと良いでしょう。

奄美姑(あまみこ)神社(阿麻弥姑神社)

奄美姑神社(阿麻弥姑神社)は節田集落にある神社です。

アマンデーの拝殿と言われています。

祀られているのは阿摩弥姑(あまみこ)です。

アマンデーには石碑しかないため、お賽銭やお参りはこちらで行います。

奥の東屋で休憩もできます。

神社情報名称
神社名奄美姑(あまみこ)神社(阿麻弥姑神社)
御朱印なし
住所鹿児島県奄美市笠利町大字節田97
祀られている神様奄美姑(あまみこ)
公式サイト

節田立岩

節田海岸には大、中、小3つの巨大な岩が並ぶ場所があります。巨大な岩にはそれぞれ以下のような名前があります。

  • 大:ウヤタチガン
  • 中:クワタチガン
  • 小:マァタチガン

引き潮時には歩いてわたることもできます。

さらにイザリ漁の晩にはケンムンが出ると伝わる場所です。

【イザリ漁とは】
奄美大島では特に、冬の大潮の晩に強く潮が引くと浅瀬に、タコや貝が取り残されます。
昔は夜、炎を使い、えものを捕獲していたので、その炎がケンムンに見えたのでは?ともいわれています。

近くにはノロのお墓があり、いずれも後世に残したい文化です。

用灯台

大島の最北端にある灯台です。

地元の方々からは「用岬の灯台」として親しまれています。

灯台の内部には入れませんが、建物がある場所までは階段で行くことができます。

下の道から灯台までは、徒歩約10分です。

階段や道は整備されていますが、運動不足には少しきついくらいですね。

途中の岩場は石川(イシゴウ)・音水とよばれ、カミサマの禊の場です。

夕方登りましたが、方角は左側で、朝日をみるのに適した場所です。

夢をかなえるカメさん

夢をかなえる「カメ」さんは笠利灯台の手前にあるモニュメントで、2002年に設立された比較的新しい観光地です。

奄美大島はウミガメが産卵にくることから、シンボルにもなっています。

近くに見える灯台が奄美大島の最北端です。

アクセスは、奄美空港から車で約20分なので、余裕を持って行ってみてください。

実は充電バイクで旅をする番組のスタート地点にもなりました。

カメさんのモニュメントは、なでる場所により得られるご利益が違います。

場所ご利益
知恵を授かる
右前あし男性の願いが叶う
右後ろあしお金がたまる
左後ろあし長生きできる
左前あし女性の願いが叶う
おなか子どもを授かる
こうらに子どもをのせる元気に育つ

モニュメントのご利益を参考にまとめました。

自分だけではなく、家族やいろんな人を想ったら、結局全部なでてしまいますよね。

ロケーションもよく、晴れていたら喜界島も見えますよ。

東屋、お手洗いも整備されていますので休憩もできます。

龍郷町の神社やパワースポット

笠利のお隣、龍郷町のパワースポットを紹介します。

奄美の中心部である名瀬(なせ)に行くには通る場所なので、興味があるところは行ってみてくださいね。

ハートロック

ハートロックは龍郷町・赤尾木の海岸にある恋愛のパワースポットです。

引き潮の時、潮位が十分に下がっているとハート型の潮溜りが現れるので、ハートロックと呼ばれています。

2025年5月現在、強風で砂に埋まってしまい、ハートがきれいに見えない日もあるようです。

※写真は2022年のものです。

実際に訪れる際は、龍郷町の公式サイトで最新情報を確認されてください。

行盛神社

行盛神社は龍郷町・戸口にある神社で、ご祀神は平行盛です。

1185年壇ノ浦の戦いに敗れた平家の武士が入水しますが、奄美大島に流れ着いたと伝説があります。

平有盛、平行盛、平資盛とその家来たちと奄美群島に辿り着き、行盛は戸口に城を構えたとされています。

神社脇の山中には行盛の墓があり、そっと村人を見守っているでしょう。

ちなみに、有盛神社は、名瀬の神社をめぐった時に訪れているので、よろしければご覧ください。

神社情報名称
神社名行盛(ゆきもり)神社
御朱印なし
住所鹿児島県大島郡龍郷町戸口
祀られている神様平行盛
公式サイト行盛神社

戸口厳島神社

厳島神社は無人の神社で、観世音菩薩が祀られています。

観世音菩薩は後光がなく、破魔矢や宝輪を持っているとされています

創建は不明ですが、元禄(江戸時代の元号)12年頃からあるのではないかと伝わっています。

主なご利益は、安産や学業成就です。

戸口小学校の裏にある神社で、先に紹介した行盛神社に行く途中にあります。

仏教と神社神道が混ざった場所といえるので、興味があれば行ってみてください。

神社情報名称
神社名戸口厳島(とぐちいつくしま)神社
御朱印なし
住所鹿児島県大島郡龍郷町戸口
祀られている神様観世音菩薩
公式サイト戸口厳島神社

今井権現神社

今井権現は、平家の落武者の1人である今井権太夫を祀った神社です。

創建は不明ですが、社殿上部についた神鏡が特徴的な神社です。

鳥居をくぐると、山頂に続く石段が153あり、この石段が町指定文化財です。

1692年に薩摩から持ち帰ったと伝わる石で石段が作られ、寄贈されたと伝わっています。

また、1726年には石碑が寄贈されました。

登った先に本殿がありますが、石段が険しいので歩きやすいスニーカーがおすすめです。

カーナビやGoogle マップではトンネルの上が「目的地」と表示されてしまい、行き方を知っていなければ辿り着けません。

安木屋場(あんきゃば)集落にあるソテツ群落から山側の道に入り、今井崎灯台を左折です。

Googleマップではレイヤから航空写真にするとうっすら道が見えます。

軽自動車1台が通れるくらいの細い道を抜けた先に空き地には、3台ほどの駐車スペースがあります。

神社情報名称
神社名今井権現(いまいごんげん)神社
御朱印なし
住所鹿児島県大島郡龍郷町安木屋場
祀られている神様今井権太夫
公式サイト

奄美大島の神社に行ってみよう

奄美大島北部にはいくつか魅力的な神社やパワースポットがありました。

空港に程近いため、飛行機で旅行の際は比較的寄りやすい場所が多いです。

興味を持ちましたら、行ってみてくださいね。

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