この記事にはプロモーションが含まれます。
宗像大島に博多から電車で行けるのかな?
できれば同じ日に宗像大社ゆかりの神社に行ってみたい!
宗像大島はレンタカーなしで行けますし、宗像大社もあわせて1日で周れます!
こんにちは、離島の神社が好きでめぐっているmochiです。
福岡県に宗像三女神ゆかりのすてきな離島神社があるという情報をGETしたので、早速行ってきました。
実際に訪れると、宗像大島だけではなく、宗像大社やパワースポットも楽しめる心癒される場所でした。
周囲には、資料館や関連施設もあり、歴史や神社に思いをはせるのにぴったりです。
ちなみに、レンタカーがなくてもいけますよ。
福岡県・宗像市にある宗像大島
神社を紹介する前に、簡単に宗像大島(むなかたおおしま)を簡単に紹介します。
宗像大島は、宗像市にある神湊波止場からフェリーで約15〜25分の離島です。
2017年に宗像大社ゆかりの神社2社が世界遺産に登録されました。
福岡県の離島では最大の大きさですが、観光スポットを絞ればだいたい半日で周れます。
宗像大島にはレンタサイクルがあり、晴れていればサイクリングにも最適です。
宗像大社中津宮(むなかたたいしゃなかつぐう)
宗像大社中津宮は、フェリーターミナルから徒歩約10分のところにある神社です。
創建は不明ですが、少なくとも鎌倉時代にはあったとされています。
七夕伝説発祥の地としても有名で、近隣の織女(しょくじょ)神社・牽牛(けんぎゅう)神社も見どころの一つです。
ご利益は、海上安全・水害防止などです。
社殿上の3本の木は鰹木(かつおぎ)といい、宗像三女神をあらわしているとされています。
鰹木は左右非対称の形をしており、京都の神社由来と考えられています。
神社情報 | 名称 |
---|---|
神社名 | 宗像大社中津宮(むなかたたいしゃなかつぐう) |
御朱印 | あり(初穂料:500円) |
住所 | 福岡県宗像市大島1811 |
祀られている神様 | 湍津姫神(たぎつひめのかみ) |
公式サイト | 宗像大社 |
御朱印
御朱印は社務所で書き入れていただけます。
後に紹介する、宗像大社沖津宮遥拝所(むなかたたいしゃおきつぐうようはいしょ)の御朱印も同じ場所でいただけます。
初穂料は各500円です。
織女神社・牽牛神社
七夕伝説に登場する織姫と彦星を祀っていると思いきや、神話に登場するイザナミ命・イザナギ命を祀っています。
織女神社は木の根とチェーンをたよりに登って参拝しますが、手前から手を合わせても同じ効果があるとされています。
雨の日など足元が悪い時は無理をしないようにしましょう。
牽牛神社は、参道を進み階段を登りきった後、2社の間からさらに階段を登った先にあります。
行けなくはなさそうですが、なんとなく神聖な感じがするので筆者は手前で手を合わせました。
御嶽(みたけ)神社
御嶽神社は、中津宮裏手の山の山頂にある神社で、登りは約40分で登頂できます。
湍津姫命の荒御魂が祀ってあります。
【荒御魂とは】
神様の荒々しい魂(側面)です。
荒々しい魂にお願いをすると困難な願い事が叶いやすとされています。
願いごとの内容は、家族や他人を想った内容かつ、努力を要するものが良いとされています。
神社周辺は展望台になっており、天気がよければ壱岐・対馬・九州本土をみることができます。
宗像大社沖津宮遥拝所(むなかたたいしゃおきつぐうようはいしょ)
宗像大社沖津宮遥拝所は、フェリーターミナルから徒歩約30分・レンタサイクルで約10分の距離にある遥拝所です。
遥拝とは、上陸できない沖ノ島にある沖津宮を遥か遠くから拝むという意味です。
沖ノ島は2017年の世界遺産登録をきっかけに神職の方以外は上陸禁止の島になりました。
ちなみに沖ノ島は以前、男性のみ上陸できる女人禁制の島でした。
男性しか上陸できなかった理由は、一説によるとご祭神の田心姫命(たごりひめのみこと)が女性の神様であり、嫉妬するからと伝わっています。
天気が良く、空気が澄んだ日にはこの場所から沖ノ島が見えるようです。
※御朱印は宗像大社中津宮のところを参照してください。
神社情報 | 名称 |
---|---|
神社名 | 宗像大社沖津宮遥拝所(むなかたたいしゃおきつぐうようはいしょ) |
御朱印 | あり(初穂料:500円)※中津宮社務所にて対応 |
住所 | 福岡県宗像市大島1293※本殿は上陸禁止のため住所非公開 |
祀られている神様 | 田心姫神(たごりひめのかみ) |
公式サイト | 宗像大社 |
宗像大島そのほかのパワースポット
宗像大島をレンタサイクルでだいたい一周した筆者が、訪れたパワースポットを紹介します。
三浦洞窟と馬蹄岩
筑前大島灯台に向かって自転車を走らせて、灯台の裏手から行けるのが三浦洞窟と馬蹄岩です。
体力的に行けて1箇所だと思ったので今回は三浦洞窟にしました。
三浦洞窟は、ポルトガル人のヨハン神父が隠れ住んだと伝わる場所です。
約200メートル先の洞窟の中に神仏があります。
舗装されていないため、濡れている際はぬかるむので行かない方が良いでしょう。
また、洞窟内には落石注意の看板があり、入り口で手を合わせましょう。
手入れが行き届いており、地域の人にとって大切な場所と伺えます。
馬蹄岩は、田心姫命が大島に降り立った場所とされています。
岩にはU字のあとがついており、神様が乗っていた馬の蹄のあとと伝わっています。
行かれる際は足元に注意しましょう。
引き潮の道と夢の小夜島
引き潮の道は、引き潮時に現れる砂の道です。
カップルで一緒に歩くと、仲が深まるとされています。
夢の小夜島は、小島に鳥居が立つ場所です。
「大島の鳥居は右上がり」と近くにいたおばあちゃんが教えてくれました。
波が穏やかな時は、水面に島と鳥居がうつって幻想的です。
九州本土にある宗像大社辺津宮(むなかたたいしゃへつぐう)
宗像大島の散策を終えて、バスで東郷駅に戻る途中には宗像大社辺津宮があります。
宗像大島の神様と姉妹である神様が祀られているので、一緒に参拝すると良いでしょう。
創建は不明ですが、日本書紀(720年)に記録があるため、その頃には創建されていたと考えられます。
宗像大社は、日本最古の神社の1つといえます。
ご利益は、交通安全・恋愛成就や商売繁盛などです。
宗像の由来は古代の豪族・宗像氏です。鎌倉・室町幕府ともゆかりがありました。
本殿は国指定の重要文化財に指定されており、摂社末社や御神木などの見どころもあります。
また、周辺には宝物館である神宝館、海の道むなかた館など、歴史にふれられるスポットがいくつかあり、休憩がてら教養を深めるのにぴったりでしょう。
最近では、宗像市出身の偉人・出光佐三氏ゆかりの神社としても注目されています。
出光佐三氏は、百田尚樹氏の小説「海賊とよばれた男」のモデルです。
神社情報 | 名称 |
---|---|
神社名 | 宗像大社辺津宮(むなかたたいしゃへつぐう) |
御朱印 | あり(初穂料:500円) |
住所 | 福岡県宗像市田島2331 |
祀られている神様 | 市杵島姫神 (いちきしまひめのかみ) |
公式サイト | 宗像大社 |
御朱印
御朱印は、祈願殿(きがんでん)で授与されます。
初穂料は500円です。
第二宮(ていにぐう)と第三宮(ていさんぐう)
第二宮には、沖ノ島から分霊された長女・田心姫神(たごりひめのかみ)が祀られています。
第三宮には、宗像大島から分霊された次女・次女の湍津姫神(たきつひめのかみ)が祀られています。
どちらも、本殿から徒歩約5分の距離にあり、看板も出ているため迷うことはないでしょう。
宗像大島に行かずとも三女神を参拝できる場所です。
高宮祭場(たかみやさいじょう)
高宮祭場は市杵島姫神が天から降り立ったと伝わる場所です。
社殿はなく、木や岩などに神様が宿る古代信仰が大切にされている場所です。
参拝客は残念ながら敷地内に入ることはできません。
祭場の手前に賽銭箱が設けられており、お賽銭や手を合わせることができますよ。
高宮祭場に行く途中の広場には「視点場」があり、天気がよければ玄界灘を見ることができます。
宗像大島へのアクセス
ここでは博多から宗像大島までのアクセス方法をまとめます。
- 博多駅→東郷駅(JR鹿児島本線で約50分)
- 東郷駅→神湊波止場(路線バス約21分)
- 神湊波止場→宗像大島(フェリー約15分〜25分)
- 神湊波止場→宗像大社(路線バス約10分)
- 宗像大社→東郷駅(路線バス約10分)
博多駅から東郷駅までは、JR鹿児島本線で約50分です。
※天神から宗像大社や神湊波止場を結ぶ路線バスは、2021年3月で廃止されています。
東郷駅から宗像大島行きフェリーがでている神湊波止場まで、路線バスを利用します。
以前は東郷駅にシェアサイクルがありましたが、こちらも現在廃止されています。
このため、レンタカーなど車を使わない方法だと移動手段はバスです。
神湊波止場から宗像大島まではフェリー移動です。
運賃や時刻表の改訂があるため、事前に宗像市のサイトでチェックしてください。
島内の移動はレンタサイクルがおすすめ
島内の移動は、徒歩・レンタカー・路線バス・レンタサイクルが考えられます。
このうちのおすすめはレンタサイクルです。
電動自転車をレンタルできるので、起伏の多く、細い道も多い島で大活躍です。
レンタサイクルは、大島港渡船ターミナル内で借りれます。
料金、貸出し時間が変わる場合があるため、詳しくは宗像市のサイトをチェックしてください。
突然の雨に備えて、折りたたみできるレインポンチョ(カッパ)が1枚あると便利です。
宗像大島には神社やパワースポットが多い
宗像大島には神社やパワースポットが多く点在する離島です。
今回は、神社やパワースポットに限って紹介しましたが、資料館巡りを組み合わせて歴史に思いをはせるのも面白いです。
「歴史の教科書でみた!」という発見もあって神社やパワースポットが身近に感じるでしょう。
興味を持ったら、宗像大島や宗像大社に行ってみてくださいね。